それから症状が改善される様子もないまま、大学病院や書籍で知った専門病院、良いといわれる病院をに片っ端から通院する苦しい「病院ジプシー」時代が始まりました。
たいがいの病院では「自律神経失調症」と診断され、抗精神剤や精神安定剤などを処方されるだけの対症療法だけで、まともに病気扱いをしてもらえない病院も多かったのです。
内科的な検査、血液検査をはじめ心電図や脳波などあらゆる検査をしてみても何ら異常が見られなかったことは言うに及びません。
変ったところでは「高知県の本院に入院し、低温治療をしろ」と言われ、それで治るものならば...と半ば本気で入院しようと考えた事もありました。この頃の私は「治る」と言われればカルト教団にさえ入信してしまってもかまわないとまで思いつめていたのです。
どの病院でも「気のせい」で片付けられた私が、最後に門をたたいたのが精神科でした。
気のせいならば精神科の範疇なのではないか、と考えたのですね。しかしながら症状を聞いた医師は、私の顔を見て一言「ここはあなたの来るところではありませんよ」
言われてみれば、待合室に座ったり寝そべったりしている患者さん達の目は、周囲を超越してはるか遠くを見ているようでした。
あぁ、やはりここにも私の居場所はなかったのです。
病院ジプシー
パニック障害・私の場合
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