パニック障害と仕事

パニック障害になった人の中には、広場恐怖症や乗り物に乗れないなどの理由で引きこもってしまう方が大勢います。

私がパニック障害に対して、これだけは守ろう!と決心したのは「どんな事があっても仕事だけは続けよう」というものでした。そうすることによって社会との係わり合いを保ち、引きこもりにならないため、というのがその主な理由です。

今では笑い話になりますが、打ち合わせ中にパニック発作が出た時など、作り笑いをしながらも心の中は不安でいっぱいになり、後から考えると「いったい何を話したのだろう?」という困った事態もしばしばありました。 「パニック障害と仕事」の続きを読む…

ある本との出合い

医学書あさりの日々の中で、私が出会った素晴らしい一冊がについてお話ししましょう。
それはイギリスの女性精神科医の先生が書いた本で、パニック障害の症状と対処の仕方が書かれているものでした。

今までにもこういったハウツー本は何冊か目を通していましたが、この本は読んだとたんに目からうろこがポロポロと落ち、すっかり私の座右の書になってしまいました。
この先生の言葉を借りるとだいたい次のような表現になります。 「ある本との出合い」の続きを読む…

医学書読みあさり

パニック障害、あの頃は自律神経失調症ともっぱら言われていましたが、その治療法が書かれた医学書やハウツー本を連日連夜読みまくった私は、次第にパニック障害について詳しくなっていきました。

元来が本好きで、1日に3冊は読破すると豪語していた私ですが、パニック障害に関しての知識欲は読んで字のごとく「自分の生きる道」そのものを探すような求道的なものだったのですね。 「医学書読みあさり」の続きを読む…

病院ジプシー

それから症状が改善される様子もないまま、大学病院や書籍で知った専門病院、良いといわれる病院をに片っ端から通院する苦しい「病院ジプシー」時代が始まりました。

たいがいの病院では「自律神経失調症」と診断され、抗精神剤や精神安定剤などを処方されるだけの対症療法だけで、まともに病気扱いをしてもらえない病院も多かったのです。

内科的な検査、血液検査をはじめ心電図や脳波などあらゆる検査をしてみても何ら異常が見られなかったことは言うに及びません。 「病院ジプシー」の続きを読む…

話を聞いてあげよう

人間はコミュニケーションすることで自己を確認できる唯一の動物です。誰も1人では生きていけず、自分の事をみんなに見て欲しい、話を聞いて分って欲しいと思っています。そして自分の考えや行動を肯定し、評価して欲しいと考えるものなのです。

パニック障害の患者さんも例外ではありません。話を聞いてあげるだけで、患者さん本人の気持ちが少し和らぎます。自分の不安や苦しさを誰かに話し、分かち合って欲しいのですね。この時注意すべき点は、あくまでも聞き役に徹するということです。 「話を聞いてあげよう」の続きを読む…