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転地療法

パニック障害が発病してから1年半、いっこうに回復のきざしがないまま、黒酢をのんだり、貧血の治療をしたりと堂々巡りのような日々が続きました。

そのうちに故郷でもある北関東の町にパニック障害の権威がいるという事を知り、東京から2週間に一度通い始めるようになりました。

この先生の治療法は抗精神剤による対症療法に加え、ビタミンEやホルモン療法を加えたもので、患者の99%は様々な年代の女性でした。

この治療法が格別効くという訳ではなかったのですが、病院への通院も含め、このへんで東京生活にピリオドを打って空気の良い田舎で暮らそう、という主人の意見に「ま、それもいいかなぁ~」と消極的に賛成し、田舎に家を建てることになったのです。

もともと主人は設計家であったので、その企画の半分は「自分の好きな家を作ってみたい」というものであったのも否めない事実ですが...

そして田舎での自然に親しむ生活がはじまり、多少なりとも私の病状に変化をもたらしたと思いますか?

答えは否!です。
転地療養が劇的な効果をもたらす事例もたくさんあるのでしょうが、私の場合はまったくと言っていいほど効果は現れませんでした。

私事ですべては語れませんが、良い空気がすべての病を治すというのは、まったくのウソではないにしろ、パニック障害に関してはあまり効果がないようでした。

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