転地療法

パニック障害が発病してから1年半、いっこうに回復のきざしがないまま、黒酢をのんだり、貧血の治療をしたりと堂々巡りのような日々が続きました。

そのうちに故郷でもある北関東の町にパニック障害の権威がいるという事を知り、東京から2週間に一度通い始めるようになりました。

この先生の治療法は抗精神剤による対症療法に加え、ビタミンEやホルモン療法を加えたもので、患者の99%は様々な年代の女性でした。 「転地療法」の続きを読む…

ある本との出合い

医学書あさりの日々の中で、私が出会った素晴らしい一冊がについてお話ししましょう。
それはイギリスの女性精神科医の先生が書いた本で、パニック障害の症状と対処の仕方が書かれているものでした。

今までにもこういったハウツー本は何冊か目を通していましたが、この本は読んだとたんに目からうろこがポロポロと落ち、すっかり私の座右の書になってしまいました。
この先生の言葉を借りるとだいたい次のような表現になります。 「ある本との出合い」の続きを読む…

医学書読みあさり

パニック障害、あの頃は自律神経失調症ともっぱら言われていましたが、その治療法が書かれた医学書やハウツー本を連日連夜読みまくった私は、次第にパニック障害について詳しくなっていきました。

元来が本好きで、1日に3冊は読破すると豪語していた私ですが、パニック障害に関しての知識欲は読んで字のごとく「自分の生きる道」そのものを探すような求道的なものだったのですね。 「医学書読みあさり」の続きを読む…

自主休職

症状はさらに悪化し、会社でも数回のパニック発作を起こした私は、このままでは仕事にも支障をきたしてしまうと「1ヶ月間自主休業」という選択をしました。自分で勝手に決めて社長に「明日から1ヶ月休みます」と言ったのですから、なんとも困った社員ですね。

皆さん同じだと思いますが、考えてみれば幼稚園から小学校、中学校、高校、大学、会社とずっと休みのない人生を続けてきたのです。このへんで少し人生を休んでみるのもいいんじゃないか!もしかしたらパニック発作も治まるかもしれないし… 「自主休職」の続きを読む…

病院ジプシー

それから症状が改善される様子もないまま、大学病院や書籍で知った専門病院、良いといわれる病院をに片っ端から通院する苦しい「病院ジプシー」時代が始まりました。

たいがいの病院では「自律神経失調症」と診断され、抗精神剤や精神安定剤などを処方されるだけの対症療法だけで、まともに病気扱いをしてもらえない病院も多かったのです。

内科的な検査、血液検査をはじめ心電図や脳波などあらゆる検査をしてみても何ら異常が見られなかったことは言うに及びません。 「病院ジプシー」の続きを読む…